カミンズ、トラックエンジン、水素電解装置を含む10億ドルの製造投資を発表

バイデン大統領は最近、「アメリカへの投資」ツアーの一環として、ミネソタ州フリドリーにあるカミンズの施設を訪問した。 この訪問と同時に、カミンズはフリドリーへの最近の投資に加え、インディアナ州、ノースカロライナ州、ニューヨーク州にある米国のエンジン製造ネットワーク全体に10億ドル以上を投資していると発表した。 カミンズ氏は、この投資により、天然ガス、ディーゼル、そして最終的には水素を含む低炭素燃料で稼働する燃料に依存しないエンジンプラットフォームをサポートするために、これらの施設のアップグレードが提供されると述べています。

カミンズの社長兼最高経営責任者ジェニファー・ラムジー氏は、「フリドリー工場で取り組んでいる革新的な取り組みと、それを行っている素晴らしいカミンズの従業員をバイデン大統領に紹介する機会を得られることをうれしく思う」と述べた。 「わずか数週間以内に、私たちは経済の脱炭素化とクリーンエネルギーへの移行を促進するグリーン水素製造の重要な技術の1つである電解装置の製造を開始します。」

この発表には、カミンズのジェームスタウン・エンジン工場（JEP）に4億5,200万ドルを投資して、ニューヨーク西部にある99万8,000平方フィートの施設をアップグレードし、さまざまな低炭素燃料タイプを利用するカミンズの燃料を選ばない内燃エンジン・プラットフォームを生産する計画が含まれている。 X15N は、JEP で製造される新しい燃料非依存型 15 リッター エンジン プラットフォームの一部です。

ウォルマート、ワーナー、マシソン、ナショナル・レディ・ミックスなどを含むカミンズの顧客は、燃料に依存しないプラットフォームである X15N の最初のエンジンのテストを開始しています。 ウォルマートは、再生可能な天然ガスで稼働するこの業界初の 15 リットル先進エンジン プラットフォームのフィールド テストに参加するため、4 月後半に最初のフィールド テスト ユニットを受け取る予定です。

フリドリー施設では、カミンズのゼロエミッション技術ブランドである Accelera by Cummins が、グリーン水素経済の重要な部分である電解槽を間もなく製造する予定です。 電解槽で生成された水素は水素燃料電池自動車に動力を供給することができ、鉄鋼生産などの工業プロセスで使用されると同社は述べた。

カミンズ氏はまた、フリドリーでの電解槽の建設が、特に大型トラック輸送業界において、ゼロエミッション車のサプライチェーンを米国にもたらすのに役立っていると述べた。 カミンズ パワー システムズの工場は、ミネアポリスのすぐ北に位置する 110 万平方フィートのフルサービス施設で、設計、製品、サービス エンジニアリング、製造に集中しています。 1969年に設立されたフリドリーは900人以上の従業員を擁し、4月24日から既存施設の8万9000平方フィートを電解槽の生産専用に充てることを計画している。これは1000万ドルの投資で、2024年までに100人の新規雇用を支援することになる。